せっかくブログを始めたので、読んだ本のちょっとした感想・記録を書いていこう思います♪
◇今回読了したのは…
『もものかんづめ』さくら ももこ
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中学生の頃に一度読んだと思っていたのですが、あまりエピソードに覚えがなく、すっかり忘れているのかさくらももこさんの違うエッセイと間違えている可能性あり。
そして、思っていたよりも毒気が強く驚きました(笑)
特に大事件が起きているわけではないのですが、日常の何気ない場面や小さな事件に対する見方がなんか冷めていて(第三者的で)それを表現する言葉の選び方が素晴らしく面白いです。
※今の時代には「不謹慎」「不適切」と言われるような表現もあるかも。(連載時89年~90年)
本当にちびまる子ちゃんが考えているみたいです。(当たり前といえばそうかもしれませんが)
まるちゃん以外にもお父さんはヒロシだし、お母さんはお母さんだし、お姉ちゃんはあのお姉ちゃんが自動的に頭に浮かびます。※おじいちゃんだけは友蔵とは違うイメージ
どうしてもちびまる子ちゃん的世界観に当てはめてしまうのですが、それが全然違和感がないのです。
仮にちびまる子ちゃんを全く知らなくても面白いと思いますが、嫌でもまるちゃん達が思い浮かぶことによって面白さが底上げされている様な気がします。
ただ、まるちゃんにたま~にある「感動する良い話」はほぼなく(笑)終始シニカルな感じか「しょーもない話」←大好き!!が多いです。
ちょっとほろりとする様な話はありますが、それをメインに据えている感じではなく出来事の1つとしてそこにあるといったところ。”物語”としてのちびまる子ちゃんとエッセーの違いを感じる部分でもあります。
(ちびまる子ちゃん="物語”ということについては)さくらももこさんご本人も、巻末の「その後の話」の五、「メルヘン爺」のことにて述べています。ここでの、さくらももこさんの家族というものに対する考え方が素敵なのでぜひ読んでいただきたいです。
1つ1つの話はサクッと読める長さなので、ちょっとした時間の読書にもおすすめです。
私は朝活に…と選んだのですが、面白くて結局朝も通勤時間も夜も読んでしまいました。
「さるのこしかけ」や「たいのおかしら」も読みたいと思います♪
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余談です。これはただの勝手な想像なんですけど、お笑い芸人の横澤夏子さんってちびまる子ちゃん好きそう。(ホントに憶測。笑 横澤さんも他人のクセみたいなものに対する着眼点がすごいし、キャラクターとして昇華する力があると思うからです)