前回(28話)でまひろが堅子ちゃんに子守唄代わりに聞かせていたのは、『蒙求』(もうぎゅう)だそうです。中国で8世紀前半頃に作られた初学者向けの故事集とのこと。
ざっくり言うと、中国の昔の偉人の逸話が短い韻文(決まった型、詩)と補足の文(具体的な説明)で書かれている本ということで合ってますでしょうか??
雪蛍の功(雪に反射した月明かりや蛍の光でも勉強して偉い!的な話)が掲載されている本と聞き、少しイメージが沸きました。
※参考URL↓
大河ドラマを観て知らなかった事を知るのは楽しいですね。
さて、今回の光る君へは?
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・宣孝さんサイレント退場
親子三人で月を見上げて幸せそうな情景からの退場は辛いですね。北の方の使者より伝えられた殿の豪放で快活な姿だけ覚えていて欲しいというは、桔梗さん(清少納言)が定子様の美しく明るいところだけ後世に永く残していきたいというのと少し似ていますね。もしかしたら、妻としての意地の様なものから生じた行動なのかもしれませんが、北の方は(ドラマには出てこないけど)立派な人なんだろうなぁと思いました。
まひろが堅子ちゃんから、ちちうえは?と問われて泣いてしまう場面も印象的でした。そういえば、今まであまり泣いているところは描写されていなかった気がします。(子どもの頃、母が亡くなった時くらい?)
・明子様VS倫子様(母として)
舞のシーンきれいでしたね♪私の目には、どちらも見事に見えましたけど…。前回、倫子様にマウント取られていたので、明子様が一矢報いることが出来て良かったとちょっと思いました。笑
倫子様側の息子君が泣いてしまい可哀そうに思いましたが、ここで我が子を慰めるのが倫子様。明子様側が負けていたらと想像したら、こわいです。怒鳴ると思いきや「母は失望しました。」とか言ってしばらく口をきかないみたいな事しそうですもの。←勝手な想像
・女院様=女傑の退場
祝いの場で具合が悪くなり一条天皇が心配して身体を支えようとするとする中、
(病の穢れがうつるから)触れてはなりませぬ!あなた様は帝でございます!
と固辞するところが格好良いですね。薬を飲むのも断っていましたが、願掛け(贖罪?)の薬断ちって平安時代からあるのでしょうか?歴史ドラマでそこそこ見かける印象です。(春日局とかもしていましたよね)
最後に残したのは「母として」の願いでしたね。
・やはり蒙求は早すぎ?物語には興味あり
かぐや姫の物語には夢中な堅子ちゃん。それなら、私も作ってみようかしら?出来るか分からないけど…って柔軟な発想ができるまひろはエライ!(ここでも「母として」なのですね。脚本がすごい)
やっと源氏物語を書くの?それとも前身となるような何か?気にならないはずがありません。
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来週も楽しみです♪
まひろの書く物語が宮中でも話題になるのは、30話の最後の1、2分と予想します。笑