ある観葉植物を育てるにあたってインターネットで特徴などを調べていると、「原産地では雑草扱いです」という記述が目に入りました。
この雰囲気ある植物が道端とかに沢山生えているのか…う〜ん異国情緒。
現地の人から見ると、この植物を園芸店で購入して育てている様子は不思議な感じがするのかもしれません。
日本人の感覚で言うと、ネコジャラシをプランターで育てている感じでしょうか?
ネコジャラシ、たしかに可愛いけど…みたいな感じ?
子どもの頃、お手伝いで庭の草むしりをしていた時に、
ちょっと可愛いと思った草は、少しくらいなら残しておいても良いよ
と母に言われ、そう言わてみるとどれも特徴があって良いような気がしてきました。
抜くのが忍びなく、ちょこちょこ残しながら作業していると(長く伸びたネコジャラシも残していたと思う)
全然きれいになってないけど…あー!アザミはこんなに抜いちゃったの?
と今度は少し怒られました。
母と感覚と私の感覚はかなり異なったようです(笑)
母としては、アザミは、「増えすぎたから少し減らしたいけど、まだ少しは残しておきたい」側の草だった様子。
子ども時代の私はアザミに魅力を感じなかったらしく(花も咲いていない季節だった)、葉がギザギザしていて抜くのも大変だったのに無駄に頑張ってしまった…。
そして、私が残した草を母がどんどん刈り取っていくのを見て悲しい気持ちになったのでした。
でも、母の気持ちも今なら分かります。
たしかに、これではいつまで経っても片付かない!お庭が草でボーボーになってしまいます(笑)
人間の生活圏内にある植物を管理する場合、これは雑草、これは園芸品種、これは(今この場所には)不要なもの、これは残しておくべきものという区別は致し方ないものですね。
ただ、心の内では「雑草という名の草はない」という言葉を忘れずにいたいな~なんて思っています。
↑こちらは秋に葉が色づいたネコジャラシ(11月頃)
春の鮮やかな緑から紅葉(?)まで楽しめるので、ほんまに観葉植物に良いかもしれん。